アメリカのイノベーションと日本のイノベーションの違い

アメリカのイノベーションは実は画期的な視点や閃きから生まれるのではなく、

「だれもが見えている未来や遠いが実際に在る」現実を強引に引き寄せる形をとる事が多い。

遠すぎてあきらめるモノを、人の力を借りてでも無理やりに手元へ持ってくる。
いつか来るとわかっている「二歩先」の未来を待たずに今、力ずくで引き寄せるイノベーションである。
客がいない、市場がないではなく、強引に市場をつくるところからやる。
イノベーションでありながらゴールが思いがけないものではない。だれもが当たり前に見えている。遠いだけである。開拓である。

日本のイノベーションは「半歩先」の客が既に存在してるモノにしか協力してもらえない社会が原因し、発生するイノベーションは「足元で気づかれてない」所からのイノベーションイデアが多い。ガラパゴスな炬燵の脇からの思いつきである。

これはどちらが素晴らしいという話ではない。
だが、半歩先のイノベーションは儲け話にするには、すぐ追いつかれるのが問題だ。